こんばんは。翔平の母です。
いつも翔平のことを応援してくださり、本当にありがとうございます。
ただいま、渡航に向けてひとつずつひとつずつ準備を進めています。
詳しいことが決まり次第報告致します。
いつもしょうへい日記を読んでくださり、心より感謝申し上げます。
今回は、現在に至るまでのお話を書いていこうと思います。
前回の続きです。
12時間の大きな手術を乗り越え、無事に戻ってきた翔平はしばらくは、人工心肺装置(ECMO)や呼吸器につながれ、懸命に生きていました。
血腫により押しつぶされていた、左心室が少しずつ空間ができ、これならば、補助人工心臓を機能させることができる
ということで、1月4日に左心室に、同月9日に右心室に、補助人工心臓のポンプが装着されました。
小児用補助人工心臓が、両心室に装着されることは、日本では初めてのことで、世界的にも症例が少ないこと
リスクは倍になり、さらに、左右のバランスを取ることが非常に難しく、これからどうなるかは分からないことも説明されていました。
それでも、わずかな希望に望みをかけて、信じ続ける、諦めないと、私たちは強く思っていました。

先生方の懸命な調整のおかげで、他に異常もなく、ゆっくりですが安定していくことができました。
補助人工心臓に切り替えてからも、呼吸器を挿管していましたが、栄養状態も改善されてきて、自発呼吸ができるようになったので
1月14日に呼吸器の抜管にトライすることになりました。
夕方面会に行くと、すでに呼吸器を抜いていた翔平は、急に口から管が抜けたのでキョトンとした表情をしていました。

しんどくなったらすぐに再挿管ですと聞いていましたが、順調に自分で呼吸をしていたので、1回で成功しました。
くしゃみをするだけで、嬉しくて嬉しくて…たまらなかったです。

それから、ずっと寝たきりだったので、肺の状態も良くなかったので、咳をさせるのに一苦労でした。
先生や看護師さんに手伝ってもらいながら咳を出して、少しでも肺の状態が楽になるようにしてくれました。
咳をさせるたび、「あぁ~…」とかすかに声が出せるようになり、
翔平の強さを実感していました。
ミルクの量も少しず増えていき、表情も出てくるようになりました。
そして、1月18日、約2カ月お世話になったICUから一般病棟にあがることができました。
ひとつひとつ、ステップアップできることが勇気になっていました。
先は長く、リスクもある。
それでも、翔平が元気になる日を希望に、頑張っていこうとさらに思いました。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
最近の翔平の様子も、報告し続けようと思います。
今後もよろしくお願い申し上げます。
翔平の母、静葉